眼瞼下垂症手術や瞼の術後に傷跡は残る? 術後のアフターケアについてもお答えします。

院長コラム

COLUMN

眼瞼下垂症手術や瞼の術後に傷跡は残る? 術後のアフターケアについてもお答えします。

術前のカウンセリング時に「術後の傷跡はいつ目立たなくなるのか」「ダウンタイムはどの程度なのか」といったご質問をいただきます。

今回は術後の傷跡がどのように回復していくのか、傷跡の経過やダウンタイム、
またダウンタイム中の症状や回復期間の目安について詳しく解説していきたいと思います。

手術後の傷跡は、創傷治癒の過程に沿って、以下の4段階を経て回復していきます。

まずは、炎症期(術後〜約1週間)
切開・縫合した部位に強い赤みが現れ、腫れや内出血が最も目立つ時期です。
この時期は、瞼が開けにくいと感じることもありますが、術後の正常な反応です。

そして、増殖期(約1週間〜1ヶ月)
抜糸後も、傷は線状にやや盛り上がり、赤みが残ります。
内出血は術後2週間前後で落ち着くことが多く、浮腫も徐々に軽減していきますが、
改善の程度や速度には個人差があります。

次に、成熟期(約1ヶ月〜6ヶ月)
術後1ヶ月頃に、傷の硬さが最も強くなる時期を迎え、「拘縮期」とも呼ばれます。
時間の経過とともに赤みは徐々に薄れ、盛り上がっていた傷跡も平らになっていきます(平均して約3〜6ヶ月)。
その後、浮腫は次第に改善し、自覚しない程度まで落ち着いていきます。

そして、瘢痕安定期(約6ヶ月以降)
傷跡は柔らかくなり、周囲の血流も安定します。
皮膚の色調は周囲の肌になじみ、内部組織を含めて自然な状態へと落ち着いていきます。

瞼を切開した場合の経過について⸻
瞼を切開する手術においても、基本的には上記の創傷治癒の過程をたどります。
手術直後は内出血や腫れが生じ、4~5日程度は瞼が開けにくい状態が続くことがあります。
術後1週間前後の抜糸時期には、腫れや内出血は落ち着き始め、抜糸後は瞼が徐々に開けやすくなります。
ただし、傷には赤みや盛り上がりが残り、浮腫の影響もあるため、この時点では瞼を開ける際に違和感を覚えることがあります。
また、傷の盛り上がりや浮腫の程度には左右差が生じることがあり、それに伴い二重の折れ方に左右差がみられる場合もあります。
これは、もともとの解剖学的構造に左右差があることに加え、左右で手術侵襲に差が生じるためです。
例えば、眼瞼下垂手術(挙筋前転法)では、挙筋腱膜の厚みや性状に左右差が認められることがあります。
これらの腫れや浮腫は経過とともに徐々に改善し、術後3ヶ月頃にはほとんど自覚しない程度まで落ち着いてきます。
その後、傷の硬さや浮腫は術後6ヶ月頃までにさらに改善し、
傷跡も柔らかくなり、周囲の肌色となじんでいきます。

術後のアフターケアについて⸻
術後のアフターケアとして、当院では手術翌日から朝晩の最低2回、軟膏による創部の保湿を行っていただいています。
抜糸後は、洗顔およびスキンケア(化粧水や乳液など)を徹底して行ってください。
スムーズな回復と理想の仕上がりを実現するために正しいアフターケアを実践してください。

※ なお、上記は一般的な経過であり、年齢や基礎疾患、アレルギーの既往、生活習慣などによって、回復のスピードや程度には個人差があります。

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